執筆者プロフィール
堤林 剣
法学部 政治学科教授(近代政治思想史)堤林 剣
法学部 政治学科教授(近代政治思想史)
当研究会は開闢以来、西洋政治思想の古典を読み継いでいます。プラトン『国家』、ホッブス『リヴァイアサン』、ルソー『社会契約論』など、時代を経てなお色あせない名著と正面きって格闘する経験こそ、わがゼミで得られる最大の収穫といって過言ではありません。
と少なくとも私は思っているのですが、当ゼミはある種のデモクラシーです。三田祭論文も卒論も各自好きなテーマで執筆でき、イベントの企画はもちろん入ゼミ選考においてさえ私の意見は平等な一票に過ぎないのです。多数決で少数派になることもわりとよくあり、ゼミ生には別の意見がある可能性も否定できません。ただ、願わくばこの高い自由度を活かすため主体的に考え、積極的に学問に取り組む姿勢を持ってほしい。たとえ徒手空拳でも、自ら知の巨人たちに挑んでいけばその先に必ず喜びがある̶当研究会はそれを見出す場となることを目指しています。
(掲載:2026年4月)