慶應義塾

奥 健太郎 研究会

執筆者プロフィール

  • 奥 健太郎

    法学部 政治学科教授(近現代日本政治史)

    奥 健太郎

    法学部 政治学科教授(近現代日本政治史)

 私のゼミは2023年に新設されたゼミです。研究対象は近現代の日本政治史です。本ゼミの特色は三田祭発表に向け、日本政治に関係した当事者の方からインタビューを行い、その記録を冊子としてまとめることにあります。 

 「インタビュー」と聞いて、「なぜ学生が ?」と思う人もいるかもしれません。しかし、教育の手段として、インタビューはとても有意義なものだと考えています。まず、当事者の語りには「臨場感」が宿り、聞き取り側に忘れられない強い印象を残します。またインタビューにあたって、学生はその時代を熱心に予習することになりますし、聞き取った話に強い印象を受け、その後の学びが広がっていくとも考えています。 しかし、インタビューの意味は学生の勉強だけにとどまりません。近い過去の日本政治関係者はいまは健在であっても、時が経てば経つほどインタビューの機会は失われていきます。学生という専門家ではない者によるインタビューであっても、真剣に学ぶ意思さえあれば、重要な証言を聞き取ることができ、それを後世に伝えていくことができるでしょう。 

 写真は、奥ゼミとして初めてのインタビュー記録『証言・日本政治史 第1巻―民主党』の編集会議の最終場面です。この証言録でも、民主党関係者の貴重な談話を多数収録できました。政治を本や授業で学ぶことはもちろん大事です。それに加えて、政治の「生」の声を聞いてみたい人は、ぜひ一緒に日本政治史を学んでいきましょう。

奥 健太郎 研究会

(掲載:2026年4月)

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