慶應義塾

授業紹介:数学

数学基礎教育科目|数学

数理的思考で世界を読み解く

現代の経済学では、市場や企業、家計の行動を分析するために、数理モデルや統計的手法が広く用いられています。数学は、経済学を理解し発展させるための重要な基礎となっています。

慶應義塾では、福澤諭吉が早くから「数理学」の重要性を説いていました。福澤は、数学を実学の基礎であるとともに、物事を論理的に考え、判断する力を養う学問として位置づけており、その精神は現在にも受け継がれています。数学を学ぶことは、計算技術を身につけるということだけではありません。複雑な問題を整理し、根拠に基づいて結論を導き、それを適切に表現する力を養うことでもあります。

経済学部の数学科目では、微分積分学、線形代数学、確率論、最適化理論の基礎などを学びながら、数理的な思考力と分析力を習得していきます。大学入学時点での学生の数学的知識には、ばらつきがありますので、高校数学の学習内容を丁寧に補いながら学べる基礎的な科目も提供しています。同時に、位相空間、微分方程式、複素解析、測度論、関数解析、確率過程といった発展的な内容を学ぶ機会も用意されており、高度な数学的素養を身につけたい学生にも広く門戸が開かれています。PEARLでは、微分積分学と線形代数学の講義を英語で提供しています。

データサイエンスやAIが社会に広く浸透する現在、こうした数理的思考力はますます重要になっています。経済学部では、経済学を学ぶための基礎として、また経済や社会のさまざまな課題に向き合うための基盤として、数学教育を重視しています。

(経済学部・数理部会)